飲み物で身体が変わる?

ふだん皆さんはお食事タイムにどんな飲み物を召し上がっていますか?

 

緑茶ですか?ほうじ茶ですか?

コーヒーかも知れませんね。

脂肪代謝にペットボトルの黒ウーロン茶、と決めていらっしゃる方もあるのでは?

 

スペイン国境近くのコリウール
スペイン国境近くのコリウール

私たちがなにげなく選んでいる飲み物が、じつは人の身体に大きな影響を与えていることをご存じですか?

それは、人の身体の60~70%が水分で構成されていることに依ります。

 

人の身体の中で、水分は毎日2リットル以上が摂取、排泄されていて、5%でも不足すると、頭痛、体温上昇、脈拍上昇などの不調が出てきます。20%以上失うと、意識が混沌として危険です。

 

体温調整、老廃物排出、排便促進、利尿作用、血圧調整、嚥下作用、血液量調整、酸素栄養素の運搬など、水分は大きな働きをしているのです。

 

実はお茶やハーブティーやコーヒーには、この、水分に含まれる成分に加えて、[香り]と[栄養]の効果が認められています。

 

ヴァルボンヌ
ヴァルボンヌ

[香り]の揮発性精油成分は鼻から体内に入り、直接、大脳辺縁系や脳下垂体に伝わり、自律神経やホルモンのバランスに影響します。

 

[栄養]は、水に溶けた栄養の為、15分~20分で吸収されるという利点があります。また、ビタミンCは3時間で尿に排泄されますが、飲み物であればこまめに補給することができますね。

 

ですから、飲み物の効果を考慮して摂取の仕方を変えると、体質を改善したり、薬に頼らず不調を克服することに繋がるということ、おわかりいただけましたか?

 

これがなかなか捨てたものではないのです。

近年次々と発表されている研究結果がそれを裏付けています。

 

眠れない時のためのパッションフラワー
眠れない時のためのパッションフラワー

お茶やハーブティーやコーヒーにはビタミンやミネラルだけではなく、かつて何の役にも立たないように考えられていた食物繊維や、第7の栄養素と呼ばれ、今非常に注目されている、植物が含有する天然の化学物質フィトケミカルなどが豊富に含まれています。

 

ポリフェノールとかイソフラボンとかカテキンとか、耳にされたことはないでしょうか?

 

コリウール
コリウール

これらの抗酸化物質は、60兆個にのぼる体細胞の酸化を防ぎ、血液をサラサラにして、脳血管系疾患や心臓血管系疾患、糖尿病、認知症、がんなど予防することがわかってきています。

 

アメリカでは、緑茶に含まれるエピガロカテキンガレートから、抗がん剤の研究が進められているということです。

 

飲料メーカー各社がしのぎを削る、特定保健用食品、通称トクホ認証商品の開発にも、こうした研究結果やエビデンス(科学的根拠)が後押ししています。

 

アルル
アルル

汚れた水が入ったコップにきれいな水を注ぐと、コップの中の水が少しずつきれいになっていきますね。

 

 

身体の中の汚れた水分を、少しずつきれいな水分と入れ替えていくイメージを描いてみて下さい。

 

もう一度この身近で手軽な飲み物を見直して、日々の体調管理に利用されてはいかがでしょうか?